Hブロック


36組目 パプリカ
パプリカ
[国民的アイドルのパプリカが、各メディアに送った文面です。
 どうぞ暖かい目で見てください。]




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この度、パプリカは皆様に大変ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
今後はこの事を深く反省し、アイドル活動に精進していきますので応援よろしくお願いします。




と謝れば満足でしょうか? クソメディアよ。

5/10     パプリカ
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この度、不適切な発言をしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
今後はしっかりと適切な言葉を選び、アイドル活動に精進していきますので応援よろしくお願いいたします。


クソメディア様。

5/12    パプリカ
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この度、様を付ければ大丈夫だという安易な考えをしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
今後は誰にたいしても「様」を付けないようにし、今後のアイドル活動に精進していきますので応援よろしくお願いいたします。


また、今日からパプリカのニューシングルが発売になりましたので、是非ともチェックしてください。
タイトルは「クソメディア」です。よろしくお願いいたします。

5/14    パプリカ
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この度、CDのタイトルに不適切なタイトルを付けてしまい誠に申し訳ございませんでした。
今後はCDのタイトルにもしっかりと気を配り、今後のアイドル活動に精進していきますので応援よろしくお願いいたします。


ただ、言わしてもらいますとCDのタイトルに関しては私が付けたものでは無く、事務所の方が付けたものなので、私を責めるのは少し違うと思います。

5/20    パプリカ
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この度、事務所のせいにして誠に申し訳ございませんでした。

事務所は何も悪くありません。全て私の責任でございます。
この文面も事務所の方に書けと言われて書いたものではございません。私が自ら書いているものです。
本当です。
別に事務所の方に「これを書かないと、クビにするぞ」と脅されて書いているものではございません。
本当です。
もう一度言います。事務所の方に書けと言われて書いたものではございません。

本当です。


今後はしっかりと事務所を尊敬し、今後のアイドル活動に精子していきますので応援よろしくお願いいたします。

5/21    パプリカ
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この度、不適切な発言をしてしまい誠に申し訳ございませんでした。

まさか、この事が最も大々的に報道されるとは思いませんでした。
二時間の緊急特番が出る程とは思いませんでした。

今後は発言に気を付け、今後のアイドル活動に"精進"していきますので応援よろしくお願いいたします。




ただ、言わせてもらいますとミスは誰にもあることでメディアも別にここまで報道する必要は無いと思います。

5/25    パプリカ
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この度、メディアを悪く言ってしまい誠に申し訳ございませんでした。

メディアの皆さんは全く悪くありません。不適切な発言をした私が全て悪いです。
この文面もメディアの方々に脅されて書いているものではありません。
本当です。
別にメディアに方々に「これを書かないと、お前の世に出回ったらまずい写真を暴露するぞ」と言われてません。
本当です。
メディアの方に「フライデーなめんなよ」と言われてません。
本当です。
この文面は私が自ら書いているものです。

本当です。



今後はメディアの方々を心から尊敬し、今後のアイドル活動に"精進"していきますので応援よろしくお願いいたします。 

5/26    パプリカ
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いかがでしたか?

ちなみにパプリカが一番最初に謝っている理由はというと・・・























皆さんの想像にお任せします。


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無駄に間を使ってしまい誠に申し訳ございませんでした。
今後は間の使い方に気をつけますのでよろしくお願いいたします。

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[このパプリカはフィクションです]

34 55 53 77 50
*パプリカが謝っているという点をのぞけば単純に謝罪内容でボケているというので止まっちゃったかなという印象です
最後は好きです

*謝ってるようで謝ってないっていう設定はありがちかなと思うのですが、
ニューシングルになってたり、そんなに責めなくてもいいだろとか言い出したりするのはよかったです。
オチは嫌いではないですが肩すかしすぎるような気がしないでもないです。

*設定は良かったっと思うのですが、
ボケの方向がほぼ1つだったので、驚きの度合としてはそんなでもなかったのが惜しいです。
大よそネタとしての「基本形」を大きくは超えられていないかなぁという感じだったのですが、
そんな中「精進」の誤字は良いボケでしたね。そういった味付けがもう少し入っていくとさらに印象が変わったかなぁと思います。

*一番気になってたことなのに最後言わんのかい!!!!!
ニューシングル「クソメディア」が本当に良かったです、「どうせ反省してないんでしょ?」という期待を綺麗に上回ってくれる素晴らしいボケだと思います。
最後の肩透かしについてですが、この場合だと悪い方向に向かっていると思います。
どうせならクッソくだらないことにして「そんなんで謝ってたんかい!」という気持ちにさせて欲しかったような、そんな気がします。

*一番最初に謝っている理由ははっきりさせてほしかったというのが本音でしょうか。
オチの笑いどころを自ら潰してしまっているような気がします。

37組目 Goldenball Generation
勇者にはこんな旅立ち方もある
勇者:僕は新米の勇者。地上に棲んでいる魔物を退治するために戦うことを決心したんだ。
   今日は初陣だ!死んだ父さんがずっと使っていたというドラゴンソードで、バッタバッタと敵を倒してやる!
   薬草よし!お金よし!さあ、出発だ!!

   まあ最初の敵と言ったら定番はスライムだよね。もしくは大きな虫とか。そういうのが出てくるかなー。


(ガササッ)


勇者:むっ!!敵か!?かかってこい!!



【おおきんたまが あらわれた!!】



勇者:…………………は?

きん:はっはっは!!おおきんたまだ!!勇者よ、貴様は何も救えないまま命を落とすのだー!!

勇者:………。

きん:死ねぇぇぇぇぇ!!!

勇者:………キーック。

きん:(キーン)うぎゃあああああああああ!!!!!

勇者:……弱いね。うん、弱いね。

きん:き、貴様ぁ!!やりやがったな!!

勇者:…………あのさ、ひとつ聞いていい?

きん:なんだ!?

勇者:……君、キンタマなの?

きん:そうだ!!俺はキンタマの魔獣、おおきんたまだ!!大木金太郎じゃないぞ!!おおきんたまだ!!

勇者:他人を巻き込むな。…え、要は、でかいキンタマだよね?

きん:そうだ!!キンタマという存在がでかく、しかも人を襲うとならば脅威だろう!!

勇者:俺ならそんな種族断ってる。

きん:しかし、驚いたぞ…俺の弱点をすぐに見抜くとはな。

勇者:いやもうでかいキンタマってことは全身弱点じゃん。弱点しかないじゃん。弱い部分守りようがないじゃん。

きん:何を言ってるんだ。魔王様は弱い勇者でも容赦なくたたきつぶすためにわれらキンタマ族を大量に世に放ったのだぞ。

勇者:魔王の罪は重い。

きん:さあ、かかってこい!!次はお前をこのやわらかい袋で包んで湿らせてやる。

勇者:……さあ、先を急ぐぞ。

きん:こらこら!!貴様、我を雑魚だと思ってバカにしているんだな!!

勇者:雑魚の3つ下くらいだと思ってるよ。

きん:フフフ。勇者というものは魔物と戦うことによって経験を積まなければ勝てない。レベルを高めることもできないはずだろう?

勇者:……お前の経験値は?

きん:0。

勇者:バイバイ。

きん:ちょーっと待てちょっと待て!!経験値だけじゃないだろう!!金を得るためにも戦うことが必要なはずだ!!

勇者:……お前の所持金は何ゴールド?

きん:50円。

勇者:通貨が違うじゃねえか。バイバイ。

きん:待て待て待てーーーーー!!!お前は倒す意味がないと思うと無視するのか!!

勇者:勇者とはそういうもんです。

きん:…ふっ、俺たち魔物はそんな事情など知らんのだよ!!とーう!!!裏すじボンバー!!!

勇者:キーック。

きん:(キーン)うぎゃあああああああああ!!!!!

勇者:クリティカルが入りやすくて助かります。じゃあ、バイバイ。

きん:……待ってくれよ。俺の話を聞いてくれよ。

勇者:いやいや、俺急いで強くなって魔物を倒さなきゃいけないんだよ。

きん:…俺はよ、ずっと前からアークデーモンになりたかった。そして魔王の直下の魔物として、強い魔物として活躍したかった。

勇者:なんか長くなりそう。

きん:……でもよ。俺が魔物の素体、まあ形になる前の魂みたいなもんだ。その状態の時に魔王に命じられたんだよ。「お前はキンタマであれ」って。

勇者:そんな残酷な命令があるのかよ。

きん:納得がいかなかったけど…。俺、あれなんだよ。小さいキンタマが好きなんだよ。

勇者:はあ?

きん:本当に、小さくてかわいいキンタマが好きでな。だから、俺自身がキンタマの魔物にならないと小さなキンタマに申し訳がなくてな…。

勇者:俺もう聞く気なくしてるんだけど。

きん:一生懸命、落選に落選を重ねて、ようやく魔物として地上に出ることができるチャンスをいただいて、キンタマになったんです。
   なのに、こうやって足蹴にされて悶えている。もう、自分が情けないんですわ。

勇者:これ以上ないってくらいにな。

きん:でもねぇ、俺たちはキンタマですよ。蹴られたら痛いですよ。でもねぇ、エ、でも、ねぇ!!!それでも、魔物なん、ですヨォ!!!

勇者:……なんか感情入り始めたな。

きん:魔物という大きなカテゴリーに比べたらアァァ、キンタマのぉ、防御力の低さの折り合いをつけるっていうーことでぇ、もう一生懸命ほんとに、キンタマ問題、キ、キンあぁぁぁぁぁぁぁタマぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
   キ、キ、キンタマ問題はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

勇者:なんだこのテンション、引くんだけど。

きん:魔界のみウワッハアアアアアアアアアアアン!!!!!まか、魔界ウアアアアアアアアアア!!!!マカイノミナラズゥ!!!!人間の、生き物全体の問題じゃないですかぁ!!!!

勇者:巻き込まれても困ります。

きん:そういう問題ッヒョオッホーーアアアアアアアアアーーーーー!!!!!

勇者:このキンタマうるせえ。

きん:解決ジダイガダメニ!!!! オレハネェェェ!!!! ブフッフンハアァア!! 誰がねえ!!!誰がキンタマになっても同じや思てぇぇぇぇぇ!!!

勇者:むしろどんな違いが出るというんだ。色か。でかさか。

きん:ブェヘヘッヘッヘェェェェェェ!!!!!そやけど魔王の意見が変わらへんからぁぁぁぁぁぁ!!!!!

勇者:影響力ないんだなお前。

きん:だったらぁぁぁぁぁぁ!!!!!キンタマでも魔物になれるんならぁブヘッヘッヘーーーーーン!!!!最強のキンタマになろうと思てェェェェ!!!!!
   かったいしわをぉぉぉぉぉ!!!!つくってぇぇぇぇぇ!!!!湿り気もぉぉぉぉぉぉ!!!!!コントロールしてェェェェブアハアアアアアアアア!!!!!

勇者:哀れすぎてちょっと泣けてくるよ。

きん:ウゥゥゥ、クッ……勇者!!!あなたには分からないでしょうねぇ!!!

勇者:分かってたまるか。

きん:他の素体はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!キンタマになりたくないって言っててェェェヘッヘェェェェ!!!!!みんな陰毛にぃぃぃぃぃ陰毛になりたいッテヘェェェェェェェェ!!!!!

勇者:目くそ鼻くそじゃねえか。

きん:「誰がキンタマになっても、だれが睾丸になっても一緒」じゃあ俺がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!唯一無二のキンタマにぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!

勇者:なんでこれが旅の序章なの。

きん:この世の中をぉぉぉ!!!この世を魔王様の者にぃぃぃぃ!!!するためブッフィエエエエエエエエアアアアアアアン!!!!!ヴアアアアアアアアンアアアアアアアア!!!!!

勇者:見てみろ。ちょっと強そうなムカデの魔物が見て見ぬふりしてるぞ。「仲間じゃありませんよ」的なオーラ出してるぞ。

きん:魔王様の者にする、その一心でぇぇぇぇ!!!!!ウナギ食べてぇぇぇぇぇ!!!!!マムシ食べてぇぇぇぇぇぇ!!!!!スッポン食べてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
   体中に川をしわしわのぶかぶかにしてぇぇぇぇぇぇ!!!!鍛えてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!丸くなってぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!二つに分かれてぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!
   やっと!!キンタマに!!なったんですうーーーーーー!!!!!

勇者:こんなにも悲しい努力があるとはな。

きん:だから勇者の理不尽な蹴りも一生懸命受け止めヒィッフウゥゥゥ!!ワァァァァッハッハッハアアアアアアアン!!!!!

奥様A:やーねぇ、あそこの勇者、キンタマをいじめているわよ。

奥様B:ホントねぇ、モラルのない勇者だこと。

勇者:え、何?俺が悪いのこれ?これこそ理不尽なんだけど。てか、奥様方は魔物が出る大地に買い物袋ぶら下げて何やってんだ。

きん:…ヒィイイイイ、フゥウウウウウウウ……。……もう、殺せよ。一思いにやってくれ。俺はしょせん、序盤のやられるだけが役目の魔物だったんだ。さあ…そのソードでやれよ。

勇者:え?これで?いやいや、このドラゴンソードは親父の形見なんだよ。形見でキンタマ斬るって前代未聞だぞ。

きん:武器を使うこともためらわれるのか!?俺はぁ!!キンタマの力で勇者をひれ伏せされようと努力したのにぃ!!現実は武器を扱うこともされなブエッヘエエエエエエエエエエエ!!!!!!

勇者:もうこの騒音キンタマやだ。

きん:じゃあ蹴れよ!!蹴って殺せよ!!それなら大丈夫だろ!!

勇者:いや、この靴も新品だからこれ以上汚いものを蹴るのはね。

きん:もはや攻撃すらされない状況ビエッヘエエエエエエエエエエエエエ!!!!!!

奥様A:あら、なら私たちが蹴ってあげるわよ。ほーらほーら!!(キーンキーン)

奥様B:いやしく鳴きな、オスキンタマめ!!!(キーンキーン)

きん:ブエッヘェェエエエエエエエエエ!!!いたいいいいいいいいいいいい!!!いたいのにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!




   なんで?こんなにも、気持ちいいんだ。




勇者:こんな世界の勇者とかふざけんな。

きん:…これで、俺もキンタマとしての意義を果たしたまま死ねる。………生まれ変わったら、次も、キンタマになりたい。

勇者:引き継いだ奴がかわいそうすぎる。

きん:(コオオオオオオオオオオオ)

勇者:なっ!?キンタマが、強い光を放っている……。  こんなんシリアストーンで言いたくねえわ。

きん:…魂となって消える前に。私自身、「死ねぇぇぇぇぇ!!!」と勇者様に申しあげましたのに、自分自ら死ぬことになりました事をまずここでお詫び申し上げて、消えさせていただこうと思います。

勇者:………………キンタマよ。

きん:なんでしょうか?

勇者:…俺、紳士的なキンタマは嫌いじゃないぜ。

きん:………そりゃどういたしまして!!しっつれいしましたー!!光り輝いて消える、まさに、光・丸ッッッ!!!!!(シュピーン)

勇者:あ、やっぱ嫌い。









【その後、魂となったキンタマは、いくつもの時空を超え、何度も大きく形を変えて――――――。




 大阪府大阪市に魂を降ろし、兵庫県西宮市で戦っていくこととなる――――。】








勇者:俺、キンタマの踏み台じゃねえか。

81 66 72 85 84
*なんで野々村にする必要があってそれを指摘せずに進めるんだよ変じゃねえか面白えじゃねえか
なんかでも丸くまとまっちゃったような印象がありました。きんたまだけに

*結構長文で扱うのタブーそうな時事ネタをよりによってきんたまにやらせやがって!!
俺、直球なアホは嫌いじゃないぜ。
さすがに使い古された題材オンパレードだったので力押しだけで誤魔化しきれない部分もあったと思うのでこの点数ですが。
あとお前ともくんだろ

*敵が金玉って一見安易な発想かと思いきや、普通に面白いネタでした。
そのうえで、金玉ならではの展開もいろいろ入っていて良かったです。
強いて言えば、金玉のわりにちょっとネタが落ち着きすぎかもなぁ、とは思いました。
(変−1審査しててちょっとその辺の感覚おかしくなってるかもしれません。すみません。)

*コッテコテのキンタマネタと見せかけておいて奥様に蹴られたあたりなどの書き方など、緩急の付け方が素晴らしいと思います。
アホくささ満点に見せかけておいてしっかりと計算されている印象を受けました。単純な下ネタで収めずにいろんな所にちょっかいを出していたり。
例えば野々村議員についても少々枠を割きすぎな感もありましたが、しっかりとキンタマの設定に溶けこませてある辺りがいいですね。

*キンタマだけなのか、竿も少しあるのかよくわからなかったです。(裏すじボンバー等)
野々村のくだりが一番笑いました。うまく再現できてるんじゃないでしょうか。
光丸→やっぱ嫌いの流れも大好きです。
最後は宮崎の間違いじゃないですか・・・?

38組目 鋳☆いんがむ
ラジオ/オープニングトーク
(「♪J O K E レディオジョウダ〜ン」)


(ポーン!)


〔エコー付きで〕こんしゅ〜のざれごとっ!

あのー、最近ちょっと気になったのが「六文銭」ってやつで、戦国時代が舞台のドラマを見てた時に真田幸村
――まあ「幸村」ってのは生前の史料には出てこない名前で「信繁(のぶしげ)」ってのが本来の名前らしいんですけど――
その真田信繁 a.k.a. 幸村とかの真田氏が旗なんかに銭を上下2段3つずつ計6枚を並べた紋を入れてるのね。
で、これは“三途の川の渡し賃”――人が死んであの世に行く際に必要な金ってことらしくて。「あー、そういや『名探偵コナン』で
その辺のことについて出てきた回があったなー」なんて思って。この際だからとそのあたりに関してちょっと調べてみたわけですよ。
すると六文銭の家紋は「六連銭」とか「六紋連銭」などともいって、真田氏以外にもこれを家紋にしていた家があったと。
一方、真田氏はこれ以外にもいくつかの家紋を使い分けてて、六文銭は主に戦の際の旗印に使っていたと。で、六文銭を家紋にした
由来はいくつかあってはっきりしないんだけど、一説には“戦に決死で臨み、いつ死んでも構わない”という覚悟を表したものだそうで。
で、こっから渡し賃の話になるんだけど、死者にあの世への旅費を持たせる「冥銭」っていう思想が根っこにあって、
日本においては葬る際に死者の頭陀袋(ずだぶくろ)――まあざっくり言えば粗末なハンドバッグみたいなもんですよ、
その中に1文銭を6枚入れて棺に納める。これを「六道銭」といって、三途の川を渡る時にそれを持たない者は「脱衣婆」という
係員のバアさんに身ぐるみ剥がされちゃうっていうんですね。
でもってこの六道銭の文化は現代にも残ってるんですよ。だけど当然「文」なんて通貨はもう使われてないし、
火葬の際 金属を一緒に燃やすのは基本的にNGだし、特にお金だと硬貨変造にもなりかねないってんで、
今は六文銭を模した柄を印刷した紙を棺に入れるんだとか。
で、調べながら僕が思ったのが、



―――――安くない? 渡し賃。



だって、物価はどんどん上がってるんですよ。交通機関だって、特に国鉄の末期なんて賃上げに次ぐ賃上げで
最後の10年間だけで運賃が倍額になってるし、JR化後も「すいません、消費税分だけ上げさせてもらいます」って感じでちょろっと上げて。
それから第三セクター路線は生い立ち上 大体が割高な運賃だから「埼玉高額鉄道」やら「東葉高額鉄道」やら言われてて。
で、この春の増税では関東圏の鉄道やバスでついに「カードの場合は1円単位になります」っていう手が登場して。
まあそんな風に運賃の設定には各会社 頭を悩ませてるわけですよ。

それが!

三途の川の場合は鎌倉か室町時代ころに渡船が就航して以来ウン百年間運賃据え置きなわけですよ。
明治になって通貨が円になりました、それまでのお金は1文が0.001円程度の価値しかありません。でも値上げしません!
戦後に少額通貨が整理されて最低単位が1円になりました。でも値上げしません!
消費税が導入されて売り上げの一部を国や地方へ納めることになりました。でも値上げしません!



―――――ストイックだよね?



ここまでくると“物価の優等生”と言われる卵だってびっくりですよ。「うわ、無精卵なのに孵化しちゃった!」みたいなことにもなりますよ。

――とはいっても、ここまでは「1文は1文」っていう“額面”の上での話ですから。
「当時の6文が今の何円程度に相当するのか?」という“価値”の問題でいえばまた変わってくるわけですよ。
――じゃあどうやって昔と今の価値を比較するか、考えました。



―――――“そば”だね。



江戸時代、屋台のそばの値段といえば、落語の「時そば」でもおなじみの16文だったじゃないですか。2×8=16で「二八そば」っていって。
――まあこれには“そば粉8割に対してつなぎの小麦粉2割”から来てるっていう説なんかもあってはっきりしてないですけど――
とにかくそば1杯16文。実際には16文で定着する前はもっと安かったそうだけど、
とりあえずここでは“「文」の価値を「円」と比較する一番わかりやすい例”としてこれを基準としまして、あと現在のそばの値段。
当然、店とか地域によって差はあると思うけど、立ち食いそば屋のかけそばであれば…まあ200円から260円くらいじゃないのかな、今は。
で、ここでは計算しやすくするために240円とします。その240を16で割ると15だから、それベースで行くと1文あたり15円。だから6文の価値は90円。



―――――安いよね。



ワンコインでお釣りがくるんだよ。ただ一律この値段で子供運賃がないのが玉にキズだけど…まあ、親より先に死んだ子供の場合は
賽の河原で石積んで崩されて石積んで崩されてという無限ループに突入するんで、設定しなくてもさして問題ないのかなと。
で、運賃90円ってのはこっちの世界でいうと北大阪急行の初乗りと同額なんだけど、こっちは電車だから一度にたくさんの人を
運べるわけですよ。あと意外なところで箱根登山ケーブルカーの初乗りが80円と国内で最も安くて、こっちも北急ほどではないにしろ
1編成2両で一度に最大250人ほど運べる。それにどっちも2駅以上乗ればその分運賃も高くなるから、まだある程度まとめて稼げる。
でも、三途の川の渡し船――まあ「三途渡船」でいいや、こっちは運賃一律6文だし、一度に運べる人数もそれほど多くないと思うんですよ。
乗れたとしても…せいぜい10人ぐらい?
んで思い浮かべるのが最近よくあるコミュニティバスね。普通のバスよりも小型の車両で、運賃も“一律100円”なんてのが多くて。
でもって運行をバス会社に委託している所も含めて多くは自治体が運営していて、
バス会社自体が運営してる場合でも赤字分は自治体が補填っていう、“足りない分は税金でなんとかする”便利〜なシステム。
じゃあ「三途渡船のシステムはどうなってるの〜?」っていうと、彼岸には「十王」という閻魔大王ほか地獄の裁判官の皆様がいて、
まあおそらくこの人たちが運営者です。で、船頭さんについてははっきりした所属はわからないんだけど、「東方Project」の諸作品に出てくる
船頭の小野塚小町は閻魔の部下で死神、落語の『地獄八景亡者戯(じごくばっけいもうじゃのたわむれ)』に出てくる船頭は鬼、
といった情報からすると、おそらくあの世側の者であることには違いないかと。ちなみに脱衣婆は十王の配下だそうで。
だから三途渡船は多分、十王の中の担当者が船頭さんや脱衣婆に賃金払ったり、渡し船のメンテや運航ダイヤの作成をしてると思うんですよ。
で、次に気になるのは一日に何人くらいが三途の川を渡るのかという問題。
もともと十王信仰が中国発祥だから向こうにも似た概念があるんだけど、三途の川は「奈河」とか「冥河」というそうで、
冥銭――渡し賃は“紙幣を模したもの”という風に差異があるから、三途渡船とは同業他社的なものとみなすことにしまして。
で、日本の1年間の死者数が大ざっぱに言って125万人くらい。これを365で割って、
さらに一部は他宗教の人だったり賽の河原組と考えると1日に三途の川を渡る人の数は3300〜3400人くらいってことになる、と。



―――――意外に多くない?



確かにこれだけの利用者がいれば1日当たりのインカムが30万円くらいになるから、船の維持費や船頭さんの人件費は
まかなえそうだけど、超〜忙しい! 船の定員が10人だとすると1日330〜340往復することになるから、24時間休みなしで運んでも
1往復に5分かけられない。超ピストン輸送。船頭さんが櫂を漕ぐスピードもハンパないね。ザババババババババーー!!!って。
この絵面を見て悠長に「Nice boat.」とか言ってられないね。というか船頭さんがNice boat.するね。24時間365日連勤だし。
環境の改善を求めて上にかけあっても「我々は家族のような関係なので労組は設けない」って言われたりしてね。
しかもすでに彼岸にいるからこれ以上過労死もできない。昼も夜もなくず―――っと船漕ぎっぱなし。
これはキツイものがあるよね。まさしく“地獄”。こりゃあ小野塚小町でなくても仕事サボりたくなりますよ。かといって
閻魔さまが設備増強に意欲的になって「船10艘、船頭50人を揃えてシフト制で運用します!」なんて言い出されても困るけどね。
赤字を計上して「税金投入だ〜!」ってことになりますからね。どっから税金出るのか知らないですけど!

――というわけでそろそろ始めましょう、



〔エコー付きで〕 「 鋳 ☆ い ん が む の 今 夜 は 寝 か さ ナ イ ト ! 」



(〔滑稽なテーマ曲〕♪ぱ〜ぱぱ ぱ〜ぱ〜 ぱらぱっぱ〜〜 でんでけでけでけ ぺっぺれぺ〜)


(「――この番組は、『変なネタグランプリ 変−1』の提供でお送りします。」)

52 23 75 64 50
*ちょっと読みづらかったです どこからが「――」の中身なのかがごっちゃになりました
話の中身自体は普通に興味深かったです、こういう企画じゃなくてTumblrとかで読みたい

*ためになる話ではありましたが、ネタって感じではなく、
喋りの面白めの人のラジオ風コラムみたいな感じがしました。
長文企画で評価するのは難しいですが、こういう文章を競う場所があっても面白いかもしれませんね。

*めっちゃラジオの世界観出てて、話自体にも実があって感動いたしました。
空想科学読本あたりに寄稿しちゃえば良いんじゃないかと思いました。いや寄稿受け付けてないと思いますけど。

*いやこれは明日誰かに言いたい雑学ですね、100円で足りるんですね、為になりました。
皮肉めいた言い回しや落ち着いたツッコミなど、クスリとさせる要素が多いなと思いました。
ただ設定からしてしょうがない部分でもあるとは思うのですが、知識、情報の提示に躍起になりすぎて肝心の笑いを取りに行く部分が少なく感じたのが残念です。
貪欲に笑いを狙いに行く構成にもできたのではないでしょうか。

*セミナーとでも言うんでしょうか?
ネタとしては見れませんでしたが、これはこれで満足です。

39組目 夢の実験教室
実験教室
米村でんじろう:はいどうもー!米村でんじろうでーす!

精液デルピエロ:精液デルピエロです。・・・んああっ、出るッ!

米村:今日はね、漫才でもなくコントでもなく、科学実験につきあってもらいたいんですね。
   ぜったいに面白いから。

精液:面白いのベクトルが違えど審査員が納得するならいいんじゃね?

米村:ではペットボトルロケッツをやってみようと思います。
   デルピエロくんにはこの空気詰めをシュコシュコやってもらおうかな。
   シコシコじゃないですからね!そんなことしたら精液出ちゃいますから!

精液:人の一番ボケを潰すのやめろ。(シュコシュコシュコ・・・)

米村:ペットボトルロケッツとはペットボトルに水と圧縮空気を入れて(ズボンをおろす)
   弁を解放した時の水と空気の圧力で(パンツをおろす)
   一気に発射する!(ペットボトルロケットのまえに尻を突き出す)

精液:やめろ!!!!!ガチのマゾ男じゃねえか!!!!!

米村:こどもたちの前でやると親御さんからクレームが来るので、ここでやりたいと思います。
   さあデルピエロくん、ひとおもいにやっちゃって。

精液:できねえよ軽く傷害罪だわ!でんじろう先生、よく見たらおしりボッコボコだね・・・
   常連かよ。

米村:ペットボトルロケッツは飛んでいく方向の調整が難しいからね。
   でんじろうが痔ろうになっているんですねえ。

精液:やかましいわ!!そこから化膿して死ね!!

米村:デルピエロくんは知らないだけなんだ。ペットボトルが当たった瞬間はこの世の心理を見た気分なんだよ。

精液:麻薬みてえな症状出てるじゃねえか。

米村:ペットボトルロケッツはいわば無害な麻薬なんですね。

精液:ケツで受けたらモロ有害だわ。痔ろうになってるじゃねえか。痔の中でも一番最悪なやつだよ!
   あとずっと指摘しようか迷ってたけど、ロケッツってなんだよ!ロケットでいいだろ!

米村:ロケッツで商標を取るつもりです。

精液:この研究者いろんな意味で汚い!
   第一なんだこの茶番劇は!米村でんじろうがボケかよ!
   俺の名前わかる?精液デルピエロだよ!完全にボケ役の名前してるんだよ!どうしてツッコミに回らなきゃいかんのだ!
   冒頭でやった・・・んああっ、出るッ!のギャグも今ごろになって恥ずかしいよ!

米村:ロケッツで商標を取って、NASAに売るんですね。

精液:商標商標やかましいわ!!
   いや確かに商標とか著作権とかそういう権利に関することは大事だよ!
   著作権を放棄した「ブラックジャックによろしく」がAVのパッケージに登場したときは本当にそう思ったさ!
   でも!今はネタをしてお客さんを笑わせたいんだよ!嘲笑じゃなく高笑いしてほしいんだよ!

米村:ロケッツ・・・ロ、ケッツ・・・ケッツ・・・ケツ!!
   そうだ、尻を前面に押し出したキャラでテレビの仕事が・・・

精液:そんな穴だらけのきたねえ尻映せるわけねえだろ!尻は穴1個って決まってるんだよ男の場合!

米村:・・・!!
   うふふふふふ、米村でんじろう子よ。

精液:男がダメなら女という短絡さが研究者とは思えないわ。せめて名前はもう少し捻れよ。

米村:でんじろう子はね、穴だらけの乙女なの。

精液:貫通済みっぽい言い回しやめろ!何が乙女だよ乙女の欠片もねえわビッチじゃねえか!

米村:尻穴から血がドバドバとデルピエロ。

精液:100パー痔だし俺の名前を穢すのやめろ!

米村:これは痔じゃなくてきっと生理なのよおほほほほほ。生理の時に出血が減るクスリ飲むわよおほほほほほ。
   副作用で体がしびれ膀胱がゆるみ続けるけどね!

精液:そんな強い副作用あるクスリ飲むなよ!垂れ流しじゃないか!
   でんじろう先生はシモに問題が集中しすぎだよ!

米村:そうなんです・・・自分でもなんとかしなきゃ、とは思っているんですけども・・・
   一度禁欲も兼ねて肛門にフタをしたりね。

精液:フタって言うより栓かな?そんなんしたらふつうに死ぬわ。

米村:最初のうちはうまいこと衝動や衝撃を抑えることができたのですが、
   なんせウンコがデナピエロ。

精液:出る・出ないにピエロを付加すんのやめろ!!

米村:腹に溜まったガスのせいで腸がペットボトルロケッツのように爆発して少し切除もしましたね。
   これがそのとき摘出した腸です。(マシュマロを出す)

精液:そんな純白な腸があるか!あからさまなウソで逆にもう清々しいわ!

米村:せっかくですからこの腸にひき肉を詰めてソーセージを作りましょうか。

精液:いやマシュマロじゃ・・・引き際大事だよ・・・

米村:・・・・・・・・・・・・(マシュマロをつぶして広げてなんとか肉を包み込みソーセージを作れないかと試行錯誤)

精液:普段見せない真面目な顔をしてるけど、これまでに普段見せないヘンタイな顔もしてたからイーブンかね。
   いや、イーブンじゃねえよ確実に負けだよ、一度貼られたヘンタイのレッテルは簡単には剥がれねえよ。

米村:・・・・・・・・・・・・(動かない)

精液:でんじろうの電池が切れたのかな?電池漏かな?
   電池漏ってなにか漏電してるみたいで怖っ!新築なのに丸コゲとか怖っ!

米村:・・・・・・・・・・・・!!(潰したマシュマロの中にひき肉を詰めてくるむ)
   はい、完成です。みんなが好きなギョーザですよ〜。

精液:料理変わってるじゃねえかいい加減にしろ!

米村:すごく甘いギョーザですね〜。糖尿病のブタさんだったのかな?

精液:マシュマロのせいに決まってんだろ甘いのはお前の考え方と人生観だよ!

米村:全否定された・・・米村ぜんひてい・・・

精液:ひらがな5文字にすればなんでもいいってわけじゃねえぞ。

米村:むむむ。デルピエロくんは手厳しいですぞ。

精液:厳しくせざるを得ないというかね。俺だってボケてボケてボケ倒したいわこんな名前だもの!
   ボケと言う名の精子で会場のお客さんを妊娠させたいわ!!!!!

米村:・・・・・・・・・・・・ん?中絶した?

精液:やめて!!もう台本に無い自分勝手なボケかまさないから見逃して!!次の実験いこ!!

米村:それじゃあとっておきの実験をしようか。
   おお〜い、山田く〜ん。例のモノ持ってきて〜。

精液:笑点かよ。

米村:山田く〜ん・・・・・・やま、だ、くん?そこでズボンをおろして何やってるんだい山田くん・・・? 

精液:変態ばっかりじゃねえか。

米村:山田くん!空気を入れるのはペットボトルだから山田くん!直接肛門に注入するんじゃないよ山田くん! 
   空気で下腹部がパンパンじゃないか!

精液:え?これ実験中?

米村:ハプニングだよ山田くんが暴走してるんだ!このままだと危ない、山田くんの腸がはちきれてしまう!

精液:肛門から空気詰めの先っぽ抜けばいいだけだろうが!

米村:い、いかんっ!!それだけはっ!!圧力差で・・・

精液:えっ?(スポッ)

(ヤマダダダダダダダダダダァ)←打ち上げ発射音





(タカオオオオオン)←爆発音

 



BGM♪幸せのザブトン(作詞:山田隆夫 作曲:サスケ)





米村:ううっ山田くん・・・

精液:先生・・・

米村:続いての実験はメントスコーラですよ。

精液:この流れで科学実験続けるのかよ!!そして人が爆散した後におふざけ度の高い実験もってくんな!!

米村:この実験はコーラにメントスを入れると泡が出る出るデルピエロ。

精液:それやめろ!!

米村:ではメントスを入れます。(ズボンとパンツをおろす)

精液:肛門に入れるんじゃねえよ。

米村:そこへコーラを流し込むんですが・・・クソッ、ペットボトルの口が大きすぎて入っていかないな。
   デルピエロくん、先の細ばった漏斗持ってきて。

精液:おう、一斗缶からプラ容器に中身を移すときみたいな動作なんだけど如何せん汚いんだわ。
   先のとがった漏斗しかねえよバァーカ。

米村:ま、まあ直腸内にあるメントスまでコーラを届けられればいいだけだしそれで我慢するよ・・・
   米村がまんする。そしてキミは精液ガマン汁。

精液:精液なのかガマン汁なのか境界が曖昧だな。自分で言うのもアレだけど。

米村:さあ!我慢汁雄くん!

精液:デルピエロです。

米村:そんなのどうだっていい!早く私の肛門内へコーラを流し込んでくれ!嗚呼まだ見ぬ快感・・・!

精液:案の定だったわ!でんじろうのでんは臀部のでんだわ!
   ほらメントスコーラで悶絶してろバカヤロウ!(ドボドボドボ・・・)

米村:・・・(肛門をキュッと締める)

精液:どう?シュワシュワ言ってる?

米村:・・・(口もキュッと結んだまま)

精液:顔だけ見ると凛々しいなケツ丸出しなんだけども。

米村:・・・・・・・・・・・・ゴフッ。

   (肛門から勢いよくコーラを噴射しロケットのように夕焼け空の彼方へ消える米村でんじろう)

精液:うわっケツから噴射されたコーラかかっちゃった!くさい!!!!!ウンコーラだよこれ!!!!!
   でんじろう先生もどっかいっちゃったし・・・もう見えないよ!
   え、えーと、一発ギャグします・・・
   ・・・んああっ、出るッ!・・・・・・・・・・・・・・・んああっ、出るッ!
   んああっ・・・・・・



(夕日に米村でんじろうのガッツポーズが映えながら終了)

73 64 78 95 78 70 65 74
*哲夫は汚い
おしまい

*著作権を放棄した「ブラックジャックによろしく」がAVのパッケージに登場したことは知りませんでした。
今度使ってみようと思います。
山田君がズボン下ろし出して爆死するところめっちゃ笑いましたがそこがピークでした。
マシュマロをソーセージにしようとするくだりも好きでした。
下ネタにしてはちゃんと色んな展開を見せてるのが良かったですが、笑った量的にはこんな感じですかね。

*まず何が面白いって、この人たちに2ネタ目があること自体なんですけども。
ガチ評ですが、2人のキャラがこれでもかってくらい洗練されていて素晴らしかったです。
世界観さえ理解して受け入れてしまえば、スラスラ読める読める。そして安定的に面白い。
ツッコミのデルピエロもそこそこボケ要素というか一発ギャグみたいなの持ってて、実際の一部のお笑いコンビを彷彿とさせます。
でんじろう先生が「精液デルピエロ」の持ちネタを奪いまくるっていう構図も良いですね。
あとは、「THE・夢の実験教室」レベルのネタをどうやって超えていくかだと思いました。

*絶望的に、汚い。
すべてが面白いです。序盤の裏切りから怒涛の汚さ、好きすぎて点数をつけるのが難しいですね。
メントスのくだりで一度落ち着いてしまったのだけが心残り、本当に心残りです。
もうちょっとバカっぽくテンポよく勢いのみでいってくれれば笑い転げたまま読み終える事ができたかもしれません。

*精液デルピエロが霞んでしまうぐらい、いつもより(?)輪をかけてボケ側のフレーズが下衆かったです。
でんじろう先生のアクの強さを意識した上で調整されていたのかいつもよりツッコミが一本調子だったように感じたんですが、
デルピエロが冒頭のギャグを恥じる辺りからどんどん面白くなっていった印象です。
「BGM♪幸せのザブトン(作詞:山田隆夫 作曲:サスケ)」のくだりと、先生が未だかつてない真面目な顔をしだす所から
「料理変わってるじゃねえかいい加減にしろ!」までの一連の流れが特に良かったです。

*精液デルピエロくんがものごっつ正統派なツッコミすぎて笑いました。
でもこのネタ計算で出来すぎている感じがして、書いた人きっと長文に慣れてるんだろうなーとか考えてました。
商標登録のくだりまではくっそ頭悪いけど、以降は手練れのソープ嬢みたいでロマンが無いというか。
ゆきりんが童貞捨てた日、手練れの彼女が腰に枕をあてがって挿入位置の調整されたことを思い出したので減点です。

*汚い以外に何の感想を抱けというんだこの漫才は。
デルピエロさんの鋭いツッコミがよかったです。
ただ5文字ネタがあんまりよろしくなかったです。
途中の小ネタよりももっとふざけた実験をドピュドピュ出せばいいなぁと思いました。

*一発目から強烈ですな。ハルク・ホーガンのアックスボンバー並みのインパクトがありますよハッハッハ。
下ネタをここまで惜しみなく使うさまは、アブドーラ・ザ・ブッチャーの徹底した狂気攻撃のようなスタイルが垣間見えますな。
変−1ぐらんぷりのルールにのっとって思いきり下ネタを使ってきたのは評価に値すると思いますよ。
普通だったら躊躇するようなことも思いっきりやっていますからね。
猪木的にはデルピエロでのジャーマンスープレックスをうまく合間に使っているところが好きですね。
ただ下ネタスタイルに頼りすぎて、笑いに消化しにくい部分があったのが惜しいですな。もう少しオリジナリティと組み合わせればいいんじゃないかい?おい!
ちなみに私は精液がザ・グレート・カブキの出血かってくらい出ますよ。ん?はっはっは、違うか。怒られちゃうな。

(哲夫さんからの追加コメント)
*面白さは別として、このネタを書いた人はきっとすごいイケメンで
美人な年上彼女をはべらせているんだと思います。0点。

(哲夫さんからさらに追加のコメント)
*汚いって言い過ぎだろキミ達。

40組目 PINKY PUNK PUMPKIN POP!!
漫才/喫茶店
まい:PINKY PUNK PUMPKIN POP!!の時間がやって参りました!お相手は私まいと!

陽一:陽一です。よろしくお願いします!

まい:はい、二人で楽しく漫才やっていこうかなと思っていますのでね、思っています!

陽一:いや日本語下手かよ。
   そんなことより今日はちょっと聞いてほしいことがあるんですよ。

まい:聞いてあげる!

陽一:いやね、最近喫茶店のマスターに憧れてるんですよ。

まい:あ、これ普通の漫才ならじゃあここでマスターやってみてよあたしお客さんやるから、ってなるやつだ!

陽一:これは普通の漫才じゃないのかよ。それしてもらうためにネタ振ってるのに。

まい:だってあたしは喫茶店のお客さんに憧れたりはしてないわ!利害が一致しないからその案は破棄!

陽一:利害関係で動く漫才なんてやだよ。そんな汚い大人の関係じゃ笑顔になれないよ。楽しく漫才しようよ!

まい:何で人は楽しむためにやってることで、憎み合ったり蔑みあったりするのかしらね……。

陽一:何の話をしてるんだよ!そんな疑問投げかけたって人は変わんねえんだよ!せめて僕らは楽しく漫才をしていけたらいいじゃない!

まい:そんな裏テーマを抱えまして、今から陽ちゃんがマスター、私がお客さんの喫茶店コントがはじまります!

陽一:抱えねえよ!そんな重いテーマ抱えきれねえよ!でもはじまります!






まい:へぇーここが臓物カフェかー入ってみよう。(カランコロンカラン)

陽一:待って。

まい:へぇー中は意外と臓物まみれなのねー。

陽一:意外でもねえよって言おうとしたけど意外なのかどうかさえわかんねえよ。

まい:え!この臓物まだ生きてるんですか!生きてるのは初めて見ました!

陽一:本当に待って。

まい:うわー反町隆史の臓物もあるー!まさかこんなとこでお目にかかれるとは!しかもまだ生きてる!

陽一:やめろって!!

まい:どうしたのよマスター、血相変えちゃって。

陽一:なんで平然とコントモードなんだよ!まず臓物カフェってなんだよ!そんなおぞましい物のマスターとして君臨したくねえよ!

まい:青山あたりによくあるじゃないの。

陽一:青山をそんなアンダーグラウンドカラーに染めないでくれよ。お洒落な街で居させてやってくれよ。

まい:わかったわよ。青山でデモを起こして臓物カフェを全部追い出せばいいのね?

陽一:わかってないよ!まずそんなもの存在してないんだよ!まいちゃんの脳内から臓物カフェを追い出してよ!

まい:わかったわかった。じゃあ臓物カフェじゃ無いバージョンでもっかい喫茶店の客やるわ。

陽一:お願いしますよ。







まい:へぇーここが階段カフェかー入ってみよう。(カランコロンカラン)

陽一:待って今度は何。

まい:うわーすごいー見渡す限り階段だー!

陽一:休まるもんも休まらねえカフェだな。

まい:あースロープもあるー!バリアフリーへの配慮だー!さっすがー!

陽一:実態が分からないから配慮になってるのかもわからん。

まい:うわー13段の階段もあるー!処刑台だー!血の匂いだー!

陽一:また猟奇モード入りやがった!ストップ!!

まい:どうしたのよマスター、血の匂いで興奮した?

陽一:しねえよ。そんな奴がまったり空間提供できねえだろうが。というかこの空間はなんだ。

まい:全てが階段で構成されたカフェ、階段カフェよ。

陽一:存在意義が分かんねえよ。どこのニーズに合わせた結果なんだよ。普通のカフェでお願いします!

まい:はいはい。普通のカフェね。







まい:あーこんなとこにカフェがー少し休んでこうっと。(ドガッシャーン)

陽一:いらっしゃいま……音おかしくない!?

まい:あー車のブレーキとアクセル踏み間違えてカフェにつっこんじゃった!どうしよー。

陽一:俺がどうしよーだよ!なんでそんな特殊状況でマスターやらなきゃいけねえんだよ!

まい:あり得ない話じゃないわ!マスターになるってことは、どんな状況でもさっとコーヒーを作って提供できるようになる、
   そういうことなんだから。練習しとかないと。

陽一:え、俺この状況でコーヒー出さなきゃいけないの!?賠償請求ならいくらでも出すけど!?

まい:マスターとしての自覚が足りてないんじゃないの?

陽一:えー……。

まい:本当にマスターに憧れてるなら、この先どんな状況が訪れても、コーヒーを提供し続けること、いいわね?
   今、あなたの憧れの強さが試されているわ。

陽一:……わかったよ。もう何が起こっても動じないよ。何があってもコーヒーを提供するよ。







まい:あーこんなとこにカフェがー少し休んでこうっと。(ドガッシャーン)

陽一:いらっしゃいませー。ご注文をどうぞー。

まい:あー臓物のブレーキとアクセル踏み間違えてカフェにつっこんじゃった!どうしよー。

陽一:床に臓物の残骸が散らばっていますが気にしませんよ。ご注文をどうぞー。

まい:あらさすがマスター!とりあえず反町隆史の臓物のオリーブオイル和え!

陽一:かしこまりましたー。ご一緒にコーヒーはいかがですかー?

まい:んーコーヒーもいいけど醤油が飲みたいわ。醤油はないの?

陽一:醤油ですね、当店減塩タイプになりますが大丈夫でしょうか?

まい:構わないわ。

陽一:かしこまりました。ご一緒にコーヒーはいかがですかー?

まい:さすがカフェのマスター。コーヒーを提供しようと躍起になってるわね。
   その心意気に負けたわ。このマスターの気まぐれ臓物コーヒーっての頂戴?

陽一:かしこまりました。今日の臓物はファンタジスタさくらだの臓物となっております。

まい:あーまってまって。さくらだのは味がうるさくて嫌いなのよ。なんかほかのないの?

陽一:んー今日入荷してる臓物はそれだけですねー。

まい:えーっ……あれは?オリーブオイルと和える用の反町は?

陽一:反町はコーヒーとの相性がすこぶる悪くてですね、コーヒーに漬けると灰色に変色した上爆発します。

まい:んー爆発はいやね……ってかそれじゃコーヒー飲んだらやばくない?胃の中で爆発しない?

陽一:胃液はすごいので大丈夫です。

まい:胃液はすごいなら大丈夫ね。

陽一:では普通のコーヒーで大丈夫ですか?

まい:うーん、そうね。普通のレッドコーヒーでいいわ。

陽一:かしこまりました。処刑者の血入りのレッドコーヒーですね?

まい:新鮮な血を頼むわ。

陽一:お任せください。(コツコツコツ)

まい:あぁ、今まさに13階段を上がっていく処刑者が見えるわ。命の儚さを感じるわ。

陽一:たっぷり絞れました。レッドコーヒーになります。

まい:ありがとう。反町隆史の方も期待してるわ。

陽一:お任せください。







まい:ほら!ちゃんとコーヒー提供できたじゃない!おめでとう!

陽一:うん!まいちゃんの言う通りにしたらマスターになれたよ!やったー!!臓物マスターだー!!やったー!!臓物だー!ヤッター!!!

まい:よ、陽ちゃんが壊れた……。ご、ごめんね。

陽一:ヤッター!ヤッター!

まい:ど、どうもありがとうございましたー。

63 52 71 70 50
*変ではあると思うんですけど、この中に囲まれると「3つ設定を提示して最後にツッコミが順応して暴走して終わる」っていうのが予定調和感があったかなー
でもそのツッコミが順応してる部分はかなり狂ってたと思います

*読んでいてやりたい事を全力でやりぬいた感が伝わって来て、惜しみなく尖ったフレーズを取り入れるその心意気はそういった意味でも刺激的でした。
ただ単なる読解力不足なのかもしれず申し上げにくいんですが、意気揚々と喫茶店の漫才コントをやろうとしていた陽一がまいの些細な一言で
「喫茶店コントを最後まで演じぬく」といったグレードダウンした目標をすんなり受け入れてしまうその唐突な展開に、笑いよりも違和感が来てしまって清々しい程に空振りしてしまっていた様な。
しょうもない事に一生懸命になっている様子が狙いなのか上記のような唐突な展開で笑わせたかったのかイマイチ掴みきれなかったのが一因かもしれないです。

*ノリとかテンションだけなら普通のネタと大差ない気もしつつ、だからこそなのですが、
こいつらサラッとおかしいこと言ったりやったりしすぎでしょ!!どんだけ臓物いうねん!
そんな中、「あー車のブレーキとアクセル踏み間違えてカフェにつっこんじゃった!」は汎用性ありそうだなぁと思いました。

*今回は臓物がよく出てきますね・・・トレンドなんですかね?
臓物を出してきながらもグロさがやわらかく、笑いにつながっているのは好印象でした。難しいラインのギリギリを行っている感じでしょうか。
3つのショートコントを経てから無理やりにコーヒーを出すコントでどうしてもツッコミ不足を、顛末を見守る第三者のツッコミがいてくれたら、と感じてしまいました。

*うーん臓物カフェがまったくハマりませんでした。
階段カフェとか鋭いツッコミもあって面白かったんですが・・・
後半は特に画が想像できなかったです。

(以下、本人コメント)
*最後も僕です。ゆきりん!!
オバリーに出そうとしたのですが、あまりによくわからなくなったのでやめたネタです。
締めにふさわしいネタではない気がするのが心残りです。

41組目 ゆきりん
新作
(2014/09/04)
ゆきりんさんより辞退の申し入れを受けました。
審査員の皆様は40組目までを提出いただければと思います。

いきさつを簡単に説明しますと、とある時事ネタがちょっと話題になってしまい
管理人や他の投稿者の方に迷惑をかける恐れがあるということで辞退されました。
ネタの方も非公開がいいとの意向で削除させていただきました。

ゆきりん待望の新作をお待ちいただいた皆様、申し訳ありません。

** ** ** 93 93
*

*

*ゆきりん先生の次回作、楽しみにしています。

*おい柏木アナルエクスカリバー由紀!!!!!!おい柏木アナルエクスカリバー由紀!!!!!!柏木アナルエクスカリバー由紀!!!!!

*辞退されたネタに最高得点を付けるのもアレなので1点引きました。

(そのほかの皆様よりコメント)
*翔くんより「ゆきりん辞退がひじょうにざんねんです」





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